AIを使ったゲーム制作が出来るって聞いたんだ。
まずなにからやったらいいのかな?
本記事の内容
・ゲーム制作に使えるAIの種類
・生成AIが苦手なこと、得意なこと(2023年時点)
ゲーム制作に使えるAIの種類
AIが変えるゲーム制作のあり方
2022年頃から、生成AIが大変話題になっています。イラスト生成AI(Midjourney、StableDiffusion、Dall-E3)や、ChatGPT(チャットAI)、Bardなどなど。
これまで(学術的な分野ではなく)実務的な分野でのAIとは、事前に人間が用意した問と答えに基づいた回答であったり、AorBを見分けるなど、識別に特化したAIなどでした。
LINEのチャットボットとかですね。
しかし、2022年頃からChatGPTを始め多くの生成AIが、広く世界で利用出来るようになり、世界が大きく変わりました。生成AIの何がこれまでのAIと違うかというと、過去の大量のデータをもとに自己学習し、これまで人間が答えを出してあげる必要があったものから、AIが高い精度で答えを生み出せるようになった、というところです。
細かい話は、ほかの方のブログやサイト等を参考にしてもらうとして、このサイトでお伝えしなければいけないこと、それは、
AIのおかげでゲーム制作がすっっごい簡単になった
ということです。
ゲーム制作においてよく言われる格言があります。
”ゲームを作ってみたい人が100人いたら、実際に完成させられるのはそのうち1人だけ”だと。
筆者の私もこれまでゲーム制作や、アプリ開発といった分野で手を出して、2度挫折してあきらめてきました。
挫折の理由はどちらも同じでした。
プログラミングわからねぇーーーー!!!
これに尽きます。いや、まったく分からないわけではないんですが、どうしても進めていくと解決方法が分からないバグが出たりします。そんな時にググっても飛んだ先のサイトは、難解・・・。
プログラミングのQA掲示板で聞いてみても、なぜかああいう掲示板にいる人はみんな高圧的・・・(私見です)。
あえて正解を言わずに「ここまで言ってあげたから、あとは考えてごらん」という回答。
善意なんだろうけどこちらは回答が欲しいので、イライラする。そもそも回答が付かないことも。もちろん質問してから回答がつくまでのタイムラグも2-3日は掛かることもあり、その間に何も出来ないとモチベーションも下がってます。
こういうところで挫けてしまって来たのが、これまでの私の開発の挑戦でした。
AIは否定しないで答えだけ出してくれる
そんな度重なる挫折を重ねてきた私ですが、いまやゲームを4本もリリースすることが出来ました。
それはAIによる補助による要因が大きいです。AIがいなければ多分挫折したままでした。
AIくんはこちらがどんなに初心者質問をしても優しく返してくれます。そして、ちゃんと動く答え(プログラム)を出してくれます。考えさせて時間が掛かるといったことがありません。
さらに、このサイトを見ていただいているということは、ある程度個人でゲーム開発をすることに興味がある方だと思われますが、個人ゲーム開発と生成AIはメチャクチャ相性が良かったのです。
AIと個人ゲーム制作のシナジーが抜群な理由
ゲームは大量の小さな部品で構成されているから
みなさんが普段されているゲームというのは裏側で大量の部品の組み合わせで出来ています。
たとえば、APEXを例に見てみましょう。
- プレイヤーの3Dモデル
- 服の3Dモデル、テクスチャ(模様)
- 銃などの武器の3Dモデル
- マップの3Dモデル
- ボタンや経過時間などを表示するUI(ユーザーインタフェース)
- 銃を撃った時の挙動を制御するプログラム
- ダメージをもらった時の挙動を制御するプログラム
- マップを切り替える制御プログラム
- BGMや効果音(SE)
- セリフデータ
- etc
まだまだありそうです。逆に言えば1つ1つの部品自体はそこまで大きくないが、部品の数が多いというのが、ゲーム制作の特徴です。
生成AIにおいては、前提事項を大量に指定することはまだニガテです。プロジェクトとしてやりたいことや設計内容を全部説明しきってから、1個づつAIに生成してもらうと、大体最初の方に説明したことは忘れてしまいます。
なので、大きな部品を作るのはまだ向いていないようです。
逆に、小さな部品であれば、とても正確な出力をしてくれます。特に有用なのが、プログラムの作成と、小物の作成です。
こちらがプログラムの作成例。
小物のようなオブジェクトを生成してみた例。
ですので、ゲームのように小さな部品を沢山必要な分野において、生成AIはとっても噛み合っていると私は考えます。
AIを使う懸念が、個人ゲーム開発では当てはまりづらいから
そして、個人ゲーム開発とシナジーが高い理由についてもは、「AIを使う懸念が個人には当てはまりづらいから」です。AIを活用するにあたって、主要な懸念が以下の2点があげられます。
①セキュリティの問題
現在著作権関連の問題が日々議論をされているところです。聞いたことがある方も多いと思いますが、AI絵師が本物の絵師のデータをAIに読み込ませ、本物の絵師そっくりの絵を出力している、なんて事件もありました。
我々がAIに指示した内容をもとに更にAIが学習し、他人にその学習結果が使用されるかもしれないといった懸念もあります。企業において(特に大企業)は、自社が作っている設計の情報やコードの情報は超機密な情報のため、AIが学習して他社にその内容を流用された大問題です。
しかし、個人制作においては自分が作成しているプロジェクトの設計が流出したところで、そこまで痛くはありません。大手の企業が二の足を踏んでいる間に、個人では生成AIを使って効率的にゲーム制作を進めることが出来るのです。
②正確性の問題
これも似た話ですが、AIの出力する回答の正確性についてはまだ十分でないことが多いです。
前でも説明したとおり、AIは過去の大量のデータを学習して、こういう場合だったらこう返すというパターンに近いものをかき集めて出力するという考え方で作られています。
そのため、嘘をホントっぽく書いた文章を生成することが得意です。
なので、ミスなく正確なものを作る必要があるものをAI任せにするのには危険が伴います。
もちろん個人で作る上でも、ミスなく正確なものを提供すべきでしょう、ただ、大企業が作るものに比べれば、
個人やインディとして開発するサービスに対するユーザからの許容範囲も違うかと思います。
AIを使えるかそうでないかで効率性が段違いですので、個人で企業に比較的近づくことが出来る可能性になると考えます。
結局ゲーム制作のどんなことに使えるの?
使用法1:プログラムの作成、修正
個人的に一番有用な使い方はこれだと思います。プログラムについては、エラーとなるようなコードを生成することはほとんどないため、AIが作成したプログラムをそのままコピペで使うことが可能です。
もちろん修正も可能。
もうコード書いても動かない(泣)という地獄から人類は開放されたのです!!
新規で作成したいプログラムもこのように依頼すれば、コピペするだけのコードが出来上がります。
しかも素晴らしいことに、スクリプトを作成するだけでなく、作成後の操作や注意事項までまとめてくれています。
また、内容がわからなくても、不明点を聞けば回答してくれます。
使用法2:イラストの作成
こちらも2Dイラストを生成するのには大変向いています。
ただ、同じキャラクター複数のポーズで作成するなどは、出来なくはないのですが、あまり得意ではないです。
まだ結構な労力がかかります。
そのため、キャラクターの生成よりも、ステージ背景や小物の生成などに使うのがオススメです。
イラスト生成AIは複数あり(Midhourey、Stabel diffusion、DALL・E3)、それぞれ一長一短ありといったところですのでこちらはまた別の記事でまとめたいとお負います。
使用法3:シナリオ・プロット・セリフの作成
ストーリーのアウトラインをもとに、シナリオの草案や、セリフを作成してくれます。
もちろん、そのままだと全然おもしろくないやり取りを返して来るので、ある程度手直しは必要です。
ただ、何もないところから叩き台を提案してくれるので進めやすくなります。
それっぽい話が出来てますね!
使用法4:架空の人物名・地名の作成
それっぽい回答をするのがAIは得意なので、ありそうで存在しない架空の人物名・地名を考えるヒントや答えをくれます。
以下ではお嬢様学校に通う女子生徒の名前を上げてもらいました。
これで1クラス分のキャラクターを作成出来ますね。
まとめ:AIを活用してクリエイターになろう!
以上、個人ゲーム制作におけるAIの利活用についてでした!
AIに自分の作成したい世界や、ゲーム性を制作してもらうために、上手くアシストしてもらい、あなたのクリエイト魂を爆発させましょう!
それでは素敵なゲーム制作ライフを!