ChatGPTってどうやって使うの?お金はかかる?
本記事の内容
・ChatGPTの利用にお金は掛かるの?
・ChatGPTが得意なこと、不得意なこと
・ChatGPTを使ってみよう
ChatGPTってなんなの?
ChatGPTとは、OpenAI社が提供しているチャット型AIのことです。ChatGPTなどの生成AIが登場するまでは、一般的にはAIというのは事前に人間が「こうしたらこうする」という指示を埋め込む必要がありました。
そのため事前に人間が埋め込んでいないパターンを回答することが出来ませんでした。
一方、ChatGPTなどの生成AIは、事前に決められた回答のパターンがあるわけではなく、過去に存在する数億・数十億のデータから、データ間の相互の関係(すごいざっくりといえば、Aという問いに対してはBとCとDという答えを返すパターンがほとんどであり、BにはXという言葉が関係していて・・・)を学習し、あらゆる問いに対して、より自然な言葉で回答が出来るようになっています。
ものすっごい簡略化した説明ですので、詳しくはこちらの記事などを見てみてください。
https://note.com/takedato/n/nd509c3126fe5
主な使い方とされている一例を挙げます。
- 会話:LINEのチャットボットや相談相手、コールセンターの対応
- 文章の生成と編集:ブログや記事などの自動執筆
- 情報検索と要約:Web上のサイトページや論文などを読み取り、要約
- 翻訳:高精度で自然な言語での翻訳
- プログラミングの支援:やりたいことをコードで返してくれる
- アイディアの生成
ChatGPTのゲーム制作への使い方はこちらを参照ください。
ChatGPTの利用にお金は掛かるの?
結論:基本は無料で利用出来るが使い方次第では有料・追加の課金が必要。
ChatGPTの利用は基本無料です。ただ、特定の使い方や、より進んだモデルの使用は有料になります。
有料プランの場合、月額20$(2023年11月現在、円安のため約3000円)掛かります。
無料プランと有料プランの比較表を作成しました。
ChatGPT 0円 | ChatGPT Plus 20$/月 | |
---|---|---|
使えるモデル | ・ChatGPT-3.5 | ・ChatGPT-3.5 ・ChatGPT-4(精度が高い) |
画像やPDFなどのファイル読み込み | 不可 | 可能 |
画像生成(DALL-E3) | 不可 | 可能 |
繋がりやすさ、回答速度 | 遅い時がたまにある | 早い |
また、外部のシステムからChatGPTにアクセスする場合、APIというものを使う必要があります。その場合は、外部のシステムに渡したデータ量(トークン)に応じて従量課金される仕組みになっています。
LINEのチャットボットなどに、ChatGPTを組み込む場合などですね。
ChatGPT3.5とChatGPT4との違いについては、こちらの動画で検証をしているので、よければ見てみてください。
ChatGPTが不得意なこと
ChatGPTのすごさについて解説してきましたがここからは、ChatGPTの不得意なことについても記載しておきます。
ただ、ものすごいペースで技術が進化しつつある内容なので、記事執筆時点での情報(2023年11月)ということをご留意ください。
大量の会話を覚えること
部品1つ1つを作成することは得意ですが、10個の部品の概要を先に覚えさせて、1個づつ作成させるなどは難しいです。最初に「こうしてください」という指令を出しても、徐々に指令内容を忘れていってしまうことがあります。
正確な現実の情報
正しくない情報を、さも正しい情報と自信を持って回答をしてしまうことがあります。法律や医療など正しさが求められる分野の情報は鵜呑みにしないよう気をつけないといけません。ウソをウソであると見抜けないと難しいですね。
最新の情報
学習時点が2022年1月(以前は2021年9月までだったが更新された)時点までのデータを使っているため、最新の作品の情報などについては回答ができないか、知ったかぶりの情報を返してくることがあります。
ChatGPTを使ってみよう
まずはアカウント作成
まずは上記のリンクに飛び、ChatGPTのサイトにアクセスしてアカウント作成しましょう。
[Sign UP]から、メールアドレスかアカウント連携でアカウントを作成します。
アカウントが作成されたら早速ChatGPTを使って行きましょう!使い方はとっても簡単です。
こちらの入力欄に好きなメッセージを入れるだけです。
ChatGPTPlus(有料プラン)に加入して、画像の読み込み機能を使う場合は、画面左下にある自分のアカウント名横の「・・・」を選択して、Advanced data analysisを有効にしてください。
また、Pluginsを有効にすると、ChatGPTと接続した色んなアプリを使うことも可能です。
たとえば、食べログの情報と連携して、オススメの飲食店の情報を提供してくれることが可能です。
番外編
BingChatを使うと、アカウント作成が不要で、無料でChatGPT4と同等の機能が使えます。
ただ、一度の会話の上限数に限りがあったり、画像生成速度が遅いなど、少し不便になっています。
有料プラン(ChatGPTPlus)にするか迷っている方はこちらを試してみてもよいかもしれません。
プロンプトの入れ方のコツ:前提事項とやりたいことを整理して言語化しよう
では次に、ChatGPTから欲しい回答を得られるためにはどうしたらよいか、についてです。
ChatGPTとのやり取りに関わらず、仕事や人間関係をこなすときでも共通する話ですが、ある程度言葉の外にある文脈AIは汲み取ってくれるものの、書いてないものを想像して理想の回答を返してくれることは少ないです。
一体自分は何を聞きたいのか、何をどう返してほしいのか、を言語化して投げかけてみるととよいでしょう。
コツ①:回答して欲しい文例を入れる
たとえば、ゆっくり解説の動画の脚本を作ってもらうとしましょう。
テーマ:「食虫植物」についてのゆっくり解説動画の脚本を作ってください、だとイマイチな結果になります。
そこで、ゆっくり解説というジャンルの内容について、ひと手間入れて説明してあげた上で聞いてみると、精度がとても上がります。
(関係ないけどおすすめのゆっくり解説チャンネル)
コツ②:前提事項や自分のこと、状況を記載する
知識レベル1で、レベル100の答えを返されても理解が出来ません。
なので、自分がどれくらいのレベルの人間なのかをプロンプトに入れてあげると、よりわかりやすい回答を得ることができます。
左が純粋に聞いた場合、右が自分のことを伝えて聞いた場合。(クリックで拡大出来ます)
最後に
ChatGPTの使い方について簡単に解説しましたが、正直ここで触れた使い方はほんの一部です。
筆者個人としては、この技術は本当に世界を変える技術だと思っています。あらゆる人間に、大体なんでも答えられる超絶優秀な部下を好きなだけ与えられているという状況は、個人でも多くのクオリティの高い作品が生み出せるということだと思います。
ぜひ試してみてください!
それでは素敵なゲーム制作ライフを!
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