本記事の内容
・Ad-Virtua(アドバーチャ)ってどんなサービス?
・アドバーチャと相性の良いゲーム
・良い設置方法と悪い設置方法
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本記事はPR記事です。
Ad-Virtua(アドバーチャ)のサービス拡散に賛同し、報酬を受け取って作成しているものの、記事内容については自由に作成しています。サービスについての、恣意的な過大評価はありません。
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プレイヤーに嫌われづらい広告、Ad-Virtua(アドバーチャ)!
お金目的じゃないゲーム制作だとしても、お金になったらちょっと嬉しい...!
ゲーム制作って楽しいですよね!
ところで、みなさんはゲームを作って収益を得てみたいと考えたことはありますか?
このブログを読んでいただいている方の中には、「お金稼ぎのためのゲーム制作」に抵抗を感じる人もいらっしゃるかもしれません。
ですが、自身の創作に対して収益を得るという行為は、クリエイターとしての成長のキッカケとなる行動だと思っており、私は肯定的にとらえています。
無料で公開したゲームであれば、どんなにバグや批判があっても、「無料なんだから、とやかく言うなよ」という気持ちで流せてしまいます。
ですが、ゲームから収益を得ているのであれば、自分の作った創作物に責任が生まれます。
「こんなもんでいっか~」という妥協のラインも下がります。収益を上げるためには、時には否定的な意見とも真摯に向き合わないといけないこともあります。
そういった経験がクリエイターとして成長するキッカケになると私は考えています。
開発者にとっての収益要素を入れるということは、開発者の成長のためにアリだと私は考えています。
とはいえ、どこぞのソーシャルゲームのような、ちょっとプレイしたらすぐ広告が流れてきて...みたいなゲームは、プレイヤー体験のために作りたくないですよね。
そんなあなたにオススメしたいのが、新しい次世代広告、Ad-Virtua(アドバーチャ)です!
Ad-Virtuaの特徴
アドバーチャは、バナー広告・画面全体に表示されるインターステシャル広告、リワード広告に代わる、新しいスタイルの広告です。
アドバーチャの何が新しいのか、それはゲーム内に自然に広告を配置することが出来る、という点です。
まずは、実際にAd-Virtuaを導入したサンプルシーンを見てみましょう。
見ていただけると分かりますが、街のディスプレイのイチオブジェクトとして配置することで、ゲームに溶け込んだ広告となっていると思います。
このようにゲーム内のイチオブジェクトとして、プレイヤーのゲーム体験を出来るだけ損なわずに広告を配置することができます。
そして、このモニターをプレイヤーが一定時間視聴することで広告収益が発生する仕組みになっています。
地方自治体、VTuberのライブ、企業イベントなど、昨今多くのシーンでバーチャル空間が使われ始めています。
こうしたバーチャル空間をもっと利用したい企業にとっても、バーチャル空間を収益化したい開発者とっても双方メリットのある広告サービスだと感じています。
実際の設置方法
詳細な設置手順は、公式ドキュメントに記載されていますので、要点を絞って解説!
広告を設置するゲームタイトルを登録します。
ブラウザ、iOS、Androidなど、展開先が異なる場合はそれぞれのプラットフォームごとの申請が必要になるのでご留意ください。
ゲーム内に設置する広告モニターは、ユニットと呼ばれます。
複数のモニターを配置する場合は、モニターの数分ユニットを新規登録します。
ユニットが登録されると、ユニットごとに割り振られるユニットIDというものが発行されます。
これは後々使うので控えておきましょう。後からでも確認は可能です。
ここまでの準備が出来たら、あとはUnity側の作業です。
まずは、モニターのオブジェクトをダウンロード・インストールします。
こちらのURLからダウンロード先のURLに飛び、アセットをダウンロードします。
ダウンロードしたパッケージをUnityのエディタにドラッグアンドドロップすると、すぐに解凍とインストールが始まります。
モニターがインストールできたら、プロジェクトウィンドウから、
Ad-Virtua フォルダの中にあるPrefab、「Ad-VirtuaV2」を選択してシーン内にドラッグアンドドロップします。
最後に、Step3で控えていたユニットIDを入力したら完了です。
たったこれだけです。非常にシンプルですね。なんとここまで、一行もコードを書いていません。
デザイナーの方でも、十分に実装が可能な内容です。
実際にシーン内で動かしてみましょう。
こうしたワールドなどであれば、広告にも関わらず、あまり違和感なく街に溶け込んでいるのではないでしょうか?
実際に導入して分かったAd-Virtua(アドバーチャ)のメリット・デメリット
とにかく実装が簡単
開発者として一番大きかったのは、”簡単さ”です。
2024年現在、Unityでゲームを作った場合、ゲーム内に広告を出して収益化するには、主に以下の方法があります。
・AdMob
・UnityAds
私も始めて広告実装に挑戦した時は、Admobを使ってみたのですが、分からないことだらけ+エラーの連続で、大変苦労しました。
例えば、以下のような事象に悩まされました...。
・バージョンが違うとコードの書き方が違うことがあるため、ネットのコードを参考にしてもエラーが消えない。
・エディタ上は問題ないのに、ビルドするとエラーになる。エラーメッセージがよく分からない。
・他のアセットと競合したエラーが消えない。
ですが、Ad-Virtua(アドバーチャ)を実装する場合、こういった悩みはありません。
インストールしてきたアセットをシーンに配置する、たったそれだけなのです。
エンジニア以外の人でも簡単に広告を入れることが出来る、というのが一番大きいメリットだと思います。
Ad-Virtua(アドバーチャ)は、買い切り型ゲームやダウンロード販売ゲームでも使える
現状、Ad-Virtua(アドバーチャ)広告を使っているゲームは、ブラウザゲームや無料のモバイルゲームが中心みたいです。
ですが、私自身も誤解していたのですが、itch.ioやBoothなど、ダウンロード販売型ゲームにもAd-Virtua(アドバーチャ)広告を出すことが出来ます。
ただし、有料販売の買い切り型ゲームの場合は、審査用の無料体験版が必要になるそうです。
ダウンロード販売のゲームであっても、導入は可能なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。
実際に、ダウンロード販売のゲームでリリースされた、アドバーチャ広告が入っているゲームを伺いましたので、参考までにリンクを張っておきます。
【Boothで販売されているAd-Virtuaが実装されているゲーム】
【itch.ioで販売されているAd-Virtuaが実装されているゲーム】
Ad-Virtua(アドバーチャ)のデメリット
実際に使ってみた、Ad-Virtua(アドバーチャ)のデメリットも紹介しておきます。
1.世界観が重要なゲームには、マッチしないことがある
現実の商品やサービスを宣伝するモニター広告を設置するという仕様上、例えば中世ファンタジーな世界観のゲームに、モニター広告を登場させると如何せん違和感が生まれてしまいます。
そのため、広告を登場させるシチュエーションや、広告の登場させ方を少し考えた実装が必要になります。
たとえば、中世ファンタジーなゲームであれば、
「異世界からの手紙が届いた...読む?」
といったイベントが入り、読むを押すと始めてモニターが表示される。
みたいな一手間掛けた工夫をしないと、非常に違和感のある広告体験となってしまいます。
逆に言えば、ハイパーカジュアル寄りの世界観などがあまり気にならないゲームや、現代的な世界観のゲームと相性が良いでしょう。
2.動画のロードや停止などの処理を自在に制御出来ない
実装の簡単さとトレードオフなため仕方がないのですが、各モニターに表示される広告動画の再生や停止、事前のロード処理などを制御すること出来ません。
基本的には、ゲーム開始後カメラにモニターが映ったら動画が再生されるという仕様になっており、実装の簡単さと引き換えに、実装の自由度は少ないといった印象です。
Ad-Virtua(アドバーチャ)を実際に実装してみた場合の収益を公開!
実際、どれくらいのお金になるの?
ここまで読んでくださった人の中には、「実際にいくらの収益になったの?」、と気になる人も多いと思います。
そこで、今回特別に許可をいただき、私が実際に実装した際の収益を報告します!!
私がAd-Virtuaを実装したゲームは『人気投票で〇〇一位にして泣かそうぜ』というゲームです!
コチラから遊べます。
このゲームは、公式の推しキャラを人気投票で1位にさせないように、推されてないキャラを不正投票で1位にするクリッカーゲームです。
(Unityを勉強したての時期に作ったゲームなので、色々と粗が多いのは御愛嬌...!!)
現在の総ビュー数は約6000回ですが、プレイしていなくてもカウントアップされる数なので、プレイ回数はもっと少ないとは思います。
ゲームとしては、10分程度で終わるショートゲームで、本当に世界の片隅の片隅に存在している小さなゲームです。
このゲームでは、以下の場所に広告を配置してみました。
その結果の収益金額は...?
855円!!
もちろん、ゲームを公開してラクラク生活~!みたいな収益ではありませんが、世界の片隅にしかない自分の創作物でも、ちょっとしたお小遣いになるというのは驚きでしたし、モチベーションにも繋がりました。
Ad-Virtua(アドバーチャ)のオススメの設置方法
収益が発生する設置方法を知ろう!
公表されている、収益の基準は以下の通りになっています。
①再生単価×②再生数×③再生完了率
①再生単価については、以下のような基準で決まっているそうです。
以下、公式サイトから引用。
再生単価は、「A. 良い場所にモニターが設置されているか」×「B. 広告の需要があるか」の2点で決まります。
Aについては、ユニット作成時の審査で最初に評価されます。その後も特定のタイミングで再審査が入り、評価が更新される仕組みです。基本的には、遮蔽物がなくて見やすい場所に、大きく設置されていると評価が高くなります。
1つの大きなモニターを設置する方が、複数の小さなモニターを設置するよりも評価が高くなります。背景に溶け込ませるのではなく、バナー広告のように常に画面に固定する方式の場合、かなり大きく設置(常時画面の6分の1程度占有が目安)いただかない限り評価が低くなります。また、モニターの視聴をユーザーの意思で辞められない場合(モニターを視聴させる以外の理由で辞められないのであればOK)も評価が低くなります。すなわち、ゲームの背景に溶け込んだモニター(ゲーム内のテレビ・屋外ビジョン等として設置)を、同時に見られるのは1つだけにして、なるべく大きく(目安として、ユーザーの意思で画面の最大2分の1以上の面積をモニターが占有できるようにすること)、かつ自然に見てもらえるような場所(ユーザーの意思で離脱ができる場所)においていただくことが最も理想的です。
例えば、以下のようなモニターが大量に一画面に表示されているような設置方法は、再生単価も下がり、ユーザから見ても「なんだこの広告ゲーは...」みたいな評価になってしまいがちです。自然な配置を意識するのがよいですね。
また、モニターにはそれぞれ、「広告を視聴した」とカウントする視聴時間が設定されています。
現状は、モニターを15秒視聴したことで、広告を視聴カウントになります。
この15秒という時間は、立ち止まって15秒間見続ける必要はなく、広告のモニターがゲームのカメラに映っていたトータル時間、とのこと。
また、カメラ内に広告モニターがあったとしても、極端に角度が付いている場合は視聴時間にカウントされません。
そのため、広告を無理やりユーザの前に15秒間強制的に見せるよりも、自然とカメラが映し出す位置、たとえば、プレイヤーの移動の拠点などに配置すると、効果的ですね!
新バージョンの紹介
新バージョンへのアップデートのススメ
現在、新しいバージョンがリリースされているため、すでにAd-Virtuaをインストール済の開発者の方は、アップデートしていただくのがオススメです。
特に大きい変化点が、収益単価が上がっている点です。
- ver1.x.xと比較して開発者様の収益単価が若干上がっております。
- Prefabの階層構造の見直しを行いました。背面部の青いオブジェクトがなくなりました。
- モニターを背面から見た場合は透明になるようになりました。 背面からモニターを見ている場合は視聴時間にカウントされません。
- モニターのTransformの基準位置を修正しました。
- 非アクティブ状態からの再アクティブにした場合や、ゲーム中に生成(インスタンス化)した場合であっても、動画が再生されるようになりました。
- 収集データの追加。モバイルアプリの場合、データポリシーの申請内容変更が必要になる場合がございます。
- パフォーマンスの改善。
私自身も新バージョンを試してみましたが、以前のバージョンよりもオブジェクトの階層構造がシンプルになって、扱いやすくとなったと感じました。
まとめ
次世代の広告Ad-Virtua(アドバーチャ)、いかがでしたでしょうか?
実は、筆者は一度Ad-Virtua(アドバーチャ)の社長とも直接お話させていただいたことがあります。
社長自身も過去にUnityを使ってゲーム開発・メターバース開発を実際にされてきたということもあり、ゲームユーザ目線でかつ、ゲーム開発者のことを考えた良いサービスであると感じ、今回紹介させていただきました。
ぜひ、新しい広告を体験してみてください、公式サイトはこちらから!
それでは、素敵なゲーム制作ライフを!